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ものがたり

わが子を救うため、小さな狐になった父の物語。

医師・灯守 秋(ともり あき)は、亡き妻・澪(みお)の面影を抱え、危篤の息子・春(はる)の枕元にいた。消えゆく我が子を前に、ある夜くだした選択——気づけば秋は、月光の異界『月詠(つきよみ)の国』で、額に三日月をいただく小さな白い仔狐になっていた。

月を詠む力、月兎のもち、村の人々、旅で出会う者たち。父は我が子のもとへ還るため、縁を結びながら月の世界を歩き出す。

第一話を読む(カクヨム)

登場人物

物語の進行(カクヨム公開)にあわせて、登場した人物から順に解禁されます。

現世(うつしよ)

灯守 秋/仔狐
医師の父。息子を救うため、月詠の国で額に三日月をいただく白い仔狐になった。
灯守 春
秋の息子。現世で深い眠りにある。父が還りたい、たったひとつの理由。
秋の亡き妻、春の母。秋の心に灯り続ける面影。
灯守 千鶴
秋の祖母。現世で家族を見守る。

月詠の国

もち
額に三日月をいただく白い月兎。丸くてふわふわ、秋にそっと寄り添う相棒。
月詠の村で秋と出会う。
冬子
月詠の村で暮らす人。
凪刃
旅路で出会う青年の戦士。鋭い眼差しの内に、深い哀しみを秘める。
白狐の翁
月詠の長老。月光に輝く銀の被毛をまとう、巨大な白狐。
夢に囚われた少年。
椿
霞ヶ宿で出会う者。
千華
月光をあつかう仲間のひとり。
闇月の者
月の世界に影を落とす存在。

関係図

中心は、仔狐となった父・秋。ふたつの世界をめぐる縁。

秋(仔狐)
現世のきずな
千鶴
月詠の国の縁
もち
冬子
凪刃
立ちはだかるもの
影喰い
闇月の者

月詠のマップ

秋の旅路。物語が進むほど、地図に新たな土地が灯っていきます。

  • 現世(病室の月)
  • 月詠の村
  • 夢渡りの森
  • 霞ヶ宿
  • 月鏡の湖
  • 時詠みの森
  • 天上の都
  • 星辰の谷
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